オリコウカメラ。

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2018年 06月 12日

浮々。

 枝雀師匠の得意ネタに「代書」があった。

 履歴書の代筆を頼みに代書屋を訪れたとぼけた男と代書屋のやりとりが抱腹絶倒で、最初から最後まで笑いっぱなしの「これぞ本物のお笑い」という名作である。

 「生年月日を言ぅてもらえますか」
 「(得意げに・・・)セーネンガッピ!!」
 「いやいや生年月日と言うのと違いますねん。生年月日を、言ぅてもらえますか?」
 「セイネンガッピ・・・ヲッ!!!」
 「あのねぇ・・・どない言ぅたらわかってもらえますかいなぁ・・・あなたの生まれた時の事ですよ」
 「私の生まれた時の事ですか・・・(頭をかかえて・・・)何もおぼえてないなぁ・・・」
 もうほとんど覚えているくらいに何回も見たネタではある(笑)

 この松本留五郎というとぼけた男の職歴の中に「巴焼き」というのがあり、それをわかりやすく書くのにこの代書屋さんが苦労するくだりがある。

 「巴焼きでわかるかなぁ?・・・太鼓焼きとも言うなぁ・・・今川焼と言う所もあるか・・・」ときて、初めて「あぁ今川焼かぁ」と自分も納得したのだが、このセリフがなければ理解不能、まだ見ぬ幻の「巴焼き」だったのだ。

 あとから調べたら「今川焼き」ひとつに地方によってまぁ様々な呼び名のあること・・・

 たかが「今川焼き」されど「今川焼き」と思い知ったわけである。
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 映画監督のヒッチコックはスフレが大好きだったそうだ。

 でも子供の頃からの怖がりが年齢とともに高じて、「サスペンスが嫌いだから自宅でスフレを焼く事はしない」と言っていたそうで、なぜかというと当時は今のようにガラス扉のあるオーブンが当たり前でなかったので、見えないオーブンの中のスフレの出来上がりが心配で心配でたまらなくなるというのがその理由だったそうである。

 このスフレと言うやつも日本語で説明しようとすると結構な苦労があるのではないかなぁ。

 ・・・などと、今は亡き枝雀師匠のネタやヒッチコックの映画を想い出しながらつらつらと考えるのであった。


 

 
 

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by tinysketch | 2018-06-12 12:16 | Comments(4)
Commented by elliejane at 2018-06-12 21:28
こう言う記事には食いつきます(笑)
私の地元は「布袋焼き」嫁いだ津山は「横綱まんじゅう」・・
どれも同じモノですけどね
未だに 急に食べたくなったら買いに行きますけど・・(笑)
Commented by tinysketch at 2018-06-13 06:34
おぉー(笑)
そう言えばありました。横綱まんじゅう。
「布袋焼き」ですかぁ。それは新しいなぁ。
「ホームラン焼き」とか「夫婦まんじゅう」とか
地方によって色々面白い呼び名があって楽しいです。
Commented by jh8fht at 2018-06-13 12:37
ちなみに北海道は「おやき」が多いですね。
Commented by tinysketch at 2018-06-13 23:05
おやきですかぁ。
結構普通で意外でした。
こうなると中身も違うのか調べたくなりますね(笑)


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